24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2010/10/09(土)00:35:37.93ID:AfvvxmAq0
この町は結構ネタにあふれていることに気がついた。
水辺で黒魔に色気を使った女が泉に突然身を投げ犬神家状態になったり。
何か名前を変えることができるという野郎がいたりした。
名前を変えるということは住民票や戸籍などの諸書類も瞬時に書き変わるのだろうか。
こいつ、以外と侮れないかもしれない。

宿屋で適当に休んだ後レベル上げを開始した。
レベルが上がるほど戦いは楽になるのだが
まとまった経験値が入らないため時間だけが異様にかかってしまう。
は○れメタ○とかス○ーウォー○ーとかのカモがいれば楽なんだがな。
無い物ねだりもしょうがないので黙々とサハギンをしばき続ける俺たち。




26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2010/10/09(土)00:38:03.75ID:AfvvxmAq0
レベル上げをしているある時MPの切れた黒魔が適当に素手で殴りかかったら
瀕死だったのか芋虫を倒すことに成功した。
その後しばらく素手での攻撃に黒魔がハマっていたが
サハギン五匹の集団リンチで一度沈んだらおとなしくなった。
そんなに素手で戦いたいならファブールあたりで修行を積めばいいのに。
「いやだよ。ハゲにならないといけないんだろ?」
そもそもおまえに髪はあるのか。

二人のレベルが7になる。
ようやくファイアサンダーブリザドと三属性がそろった黒魔。
これくらい強くなったらそろそろ先へ進んでもいいだろう。
ちなみに素手で満足しているようなので黒魔の装備は現状維持でいくつもりだ。

俺たちのステータス
おれ Lv7 HP181 MP0
ジョブ:せんし
Eスピア
Eアイアンシールド
Eアイアンアーマー
Eアイアンヘルム

くろま Lv7 HP96 MP34
ジョブ:くろまどうし
Eぬののふく
●ファイア
●サンダー
●ブリザド




27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2010/10/09(土)00:39:35.58ID:AfvvxmAq0
長らく世話になったカイポを飛び出し北西にあるという洞窟を目指す。
もうサハギンや虫けら程度じゃ俺たちの相手にならない。
洞窟は太陽の照りつける砂漠とはうって変わって水の流れる鍾乳洞のようなところだった。
いかにもサンダーが効きますといわんばかりの魚やしじみが襲いかかってきては黒魔に吹き飛ばされていた。
そして調子に乗った挙げ句魚に吹き飛ばされ沈む黒魔。
フェニックスの尾を黒魔の口につっこみ俺たちは洞窟を進んでいく。
洞窟の所々に宝箱が置いてあるのはいいんだが全部中身が持っていかれているのがいただけない。
俺たちのいく先々を誰かがすでに通っているんだろう。
俺たちが宝箱を開けられる日は来るのだろうか。

途中水に浸からないと進めない箇所が多々ありその度に服が濡れるのをいやがる黒魔。
別に黒魔が実は女だったとかそういう展開はないから無理矢理水に引きずり込む。
それにしても長い洞窟だ。
休憩場所っぽいところを通ったが折り返し地点でもなさそうだ。
ツルハシかなんかで壁を掘って直進したい。
無論鍛冶屋で壊れなくしてからな。




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