記事によると

  • GameSparkが独自の視点で選んだ「時代を先取りしすぎたゲーム」を5つ紹介した。
  • 先見の明がありつつも表現力が追いつかなかった作品、今の技術ならと思ってしまう作品が選ばれている。

シェンムー


発売: 1999年12月29日 機種: ドリームキャスト


―時代先取りといえばこれ!今なお愛される3Dオープンワールドの先駆け
オープンワールド、という名称が一般的ではなかった当時、今作のジャンルは「FREE」とされていました。

3Dグラフィックで緻密に描かれた横須賀の街はもちろん、フラグ管理や、アルバイトなどのサイド要素、ボイスアクター自身が演じるモーションキャプチャーなどが搭載され、今日のオープンワールドゲームでは当たり前となったシステムが組み込まれていました。

パネキット


発売: 1999年8月5日 機種:PlayStation(アーカイブス: PS3/PS Vita/PS Vita TV/PSP)


―これが本当の自由……おもちゃ箱には可能性がいっぱい
「無限工作おもちゃ箱」というキャッチコピーがつけられた本作は初代PlayStation向けに発売されたタイトル。

「モノを作る」というゲームは今でもたくさんありますが、本作の魅力はなんといってもその自由度にあります。自由な発想で自分だけのモデルを作り、それを動かすことができるという点において、本作は時代を先取りしていたのではないでしょうか。

バイオハザード アウトブレイク


発売: 2003年12月11日 機種: PS2


―オンライン普及した今なら…ウィルス抗体を持たない一般人たち
『バイオハザード 2』『バイオハザード3 LAST ESCAPE』と同じ時間軸、同じ舞台を描いた『バイオハザード アウトブレイク』は、クリスやレオン、ジルなどではなく、ラクーンシティに住む一般人をメインに据えた作品です。

本作発売当初、PS2向けのオンラインサービス、マルチマッチングBB(KDDI提供)に対応しており、Co-opプレイが可能でした。しかし、現在はマルチマッチングBB自体が終了済みでオンラインでのプレイはできず、移植もされていないためPS2でしか遊べません。

能力の異なる複数のキャラクターが揃ったCo-opゲームは今でも人気は高いですが、当時はオンラインが今ほど広く普及していなかったために、協力プレイがしたくてもできなかったという方も多いのではないでしょうか。ゲーム内容だけではなく、ハード側の時代も先取りしたタイトルと言えます。


くまうた


発売: 2003年11月20日 機種: PS2


―ボーカロイド?いやいや、くまに歌わせよう!
『くまうた』は当時のソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)より発売されたゲーム。プレイヤーは弟子の白くま(?)に、演歌を歌わせながら(??)成長させていきます。

そのシュールさは一見の価値アリで、歌詞も白くまが作ってくれるとは言え、プレイヤー次第になるのもポイント。真面目な歌詞にももちろんできますが、ふざけた歌詞にも設定できるので、友人と遊べばその魅力を十二分に堪能できるはずです。

白くまの歌声は音声合成システムによるもので、その特徴は後に国内外で注目を集めることになるボーカロイドにも似ています。知る人ぞ知るタイトルで、文字通り時代を先取りしていたと言っても過言ではないかもしれません……。


ROOMMANIA#203


発売: 2000年1月27日 機種: ドリームキャスト(後にPS2)


―シムピープルよりも先!?男性の人生に介入する謎ゲー
セガよりドリームキャスト用に発売された本作は、青年ネジ・タイヘイの部屋に住みついた神様となって、ネジの人生に介入していく異色タイトルです。1人の人生を覗き見しているような感覚で、時に放置し、時に介入するコンセプトは、MAXISの『シムピープル(The Sims)』に近いものがありますね。

筆者的にオススメしたいのが、作中のネジがファンだという設定の音楽ユニット「Serani Poji(セラニ ポージ)」です。実際にCDデビューも果たしているのですが、楽曲は当時セガに所属していた作曲家ササキトモコ氏(現在フリー)が手掛けています。なお、ササキトモコ氏は音楽だけでなく、原案/脚本/Web制作も担当しています。

のちに、PS2では続編となる『ニュールーマニア ポロリ青春』も発売。その後シリーズ作品はリリースされておらず、遊ぶにはパッケージ版を買うしかない状況です。


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アウトブレイクがオンゲーなんて知らなかったわw